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 松井康成  Matsui Kosei   

    1927年 長野県に生れる

    1957年 浄土宗月宗寺第23世住職となる

    1969年 第9回伝統工芸新作展で「練上手大鉢」が奨励賞受賞
          第16回伝統工芸展初入選

    1973年 日本陶芸展で、「練上線文鉢」が最優秀作品賞の
          秩父宮賜杯受賞

    1988年 紫綬褒章受賞

    1990年 日本陶磁協会賞金賞受賞

    1993年 重要無形文化財「練上手」認定

    2003年  4月15日 没

    1960年境内に築窯し、広く中国古陶磁の技法を研究した後、
    練上に絞った作陶活動を展開させる。
    練上は、色や濃淡の異なる土を組み合わせていくこ とによって
    様々な文様を表す技法であるが、性質の異なる二種類以上の
    陶土を用いるため、土の収縮率の違いなどから乾燥や焼成の
    段階で割れることも多く、高 い技術を要する。
    練上で用いる色土の収縮率を同じにするための研究を重ね、
    練上技法を様々に応用して次々と独自の手法を発表し、陶芸界に
    新生面 を切り拓く。