加藤孝俊 釣窯手月白ぐい呑 |
三和堂 | |||
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W7.8cm×H5.2cm | ||||
加藤孝俊 1917年 愛知県瀬戸市で代々染付磁器を製作する 窯元「真玉園」の嫡男として生まれる。 1933年 義兄の故小林茂(現東京工大卒)より窯業 化学、有機化学の基礎と実習を徹底的に 学ぶ。戦時中、生家真玉園窯元を継ぎ、 拓務省嘱託技術者としてセラミック製造 の指導にあたる。 1945年 戦後いち早く対米輸出の磁器製造に転換、 瀬戸における輸出食器に先鞭をつけて、 業界に多大な影響と刺激を与えた。 1965年 中国宋時代の磁器を再現する夢を果たす 為、長年蓄積した窯業化学の学識を生かし て宋窯陶器に取り組む。宋窯陶器の化学的 な解明は、深淵で、物心両面の全てをかけ た厳しい道であったが、鉄釉一連の釉調の 解明を果たし、鉄を主成分とする釉薬より赤、 青、金色、銀色など多彩な色調を表現する ことに成功。油滴、紅瓷、青瓷、釣窯月白、 釣窯紫紅釉などを完成した。 以降、全国各地にて個展を開催。 1999年 10月26日 没 |
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